女性ホルモン入り育毛剤を見つけても、「ホルモンという言葉が入っているけれど、頭皮へ塗って大丈夫なの?」と不安になることがあります。
まず知っておきたいのは、女性ホルモン成分を配合した医薬部外品の育毛剤と、内服するホルモン剤や医療機関で行うホルモン補充療法は別のものだということです。
ただし、医薬部外品だから刺激やトラブルが絶対に起こらないという意味でもありません。
確認すべきなのは、「女性ホルモンだから危険か」という一括りの判断ではなく、どの成分を含む商品なのか、自分の頭皮に異常がないか、使用上の注意に該当しないかという点です。
使用後に赤み、かゆみ、腫れ、強い刺激などの異常が出た場合には使用を中止し、症状が続く場合は医師や薬剤師へ相談してください。
女性ホルモン入り育毛剤について調べると、エストロゲンや女性ホルモン補充療法に関する情報まで検索結果に出てくることがあります。
そのため、内服薬やホルモン療法で説明される副作用を、そのまま育毛剤にも当てはめて不安になるケースがあります。
しかし、頭皮へ使用する医薬部外品の育毛剤と、医師の管理下で用いられる医薬品は使用目的や使い方が異なります。
今回取り上げるオーリム スカルプセラムβも、女性ホルモン成分としてエチニルエストラジオールを配合していますが、身体へ女性ホルモンを補充する治療薬として販売されているものではありません。
医薬部外品の育毛剤として頭皮へ使用する製品です。
「女性ホルモン」という単語だけを見て内服ホルモン剤と同じリスクだと決めつけるのも、反対に「塗るだけだから何も起きない」と考えるのも避けた方がよいでしょう。
育毛剤は複数の成分を含む外用製品です。
そのため、使用する人の頭皮状態などによっては赤み、かゆみ、刺激感などの異常が生じることがあります。
女性ホルモン入りかどうかにかかわらず、新しい育毛剤を使い始めたあとに頭皮の状態が悪化した場合、「効いている途中だから」と我慢して使い続けないでください。
特に、
といった場合は、一度使用を中止して状態を確認した方が安全です。
症状が強い、なかなか治まらない、頭皮以外にも異常がある場合には医療機関へ相談してください。
女性ホルモン入り育毛剤の副作用を調べていると、エチニルエストラジオールだけに注意が向きがちです。
しかし、実際の商品には複数の有効成分やその他の成分が含まれています。
たとえばオーリム スカルプセラムβでは、有効成分としてエチニルエストラジオールだけではなく、HClピリドキシン、安息香酸、β-グリチルレチン酸、センブリエキス、タマサキツヅラフジアルカロイドが表示されています。
さらに、基剤や保湿成分、植物由来成分なども配合されています。
したがって、使用後に何らかの刺激を感じたとしても、「女性ホルモン成分が原因」と自己判断で特定することはできません。
過去に化粧品や頭皮用品で刺激を感じた経験がある人は、購入前に全成分を確認しておくとよいでしょう。
薄毛が気になると、頭皮の状態が悪くても「早く育毛剤を使わなければ」と考えてしまうことがあります。
しかし、掻き壊した傷がある、湿疹が広がっている、強い赤みや炎症が続いているような場合は、育毛剤を追加するより原因を確認することが先です。
シャンプー、カラー剤、整髪料などによる刺激の可能性もあれば、皮膚疾患が隠れているケースもあります。
育毛剤は頭皮の病気を診断するための商品ではありません。
頭皮そのものに明らかな異常がある状態では、新しい育毛剤を次々と試すより皮膚科で相談した方が原因を切り分けやすくなります。
女性ホルモン成分入りの商品だからこそ、「妊娠中でも使っていい?」「婦人科で治療を受けているけれど大丈夫?」と気になる人もいるでしょう。
こうした場合、インターネットの記事だけで一律に「使える」「使えない」と判断するのは適切ではありません。
妊娠・授乳中、持病の治療中、ホルモンに関係する疾患について医師から指導を受けている、複数の薬を使用しているなど個別の事情がある場合には、商品の使用上の注意を確認し、必要に応じて主治医や薬剤師へ相談してください。
特に治療中の場合は、「育毛剤だから医師へ伝えなくてもよい」と自己判断せず、使用予定の商品名や成分を伝えると相談しやすくなります。
女性の薄毛対策について調べていると、ミノキシジルの副作用情報を目にすることがあります。
ミノキシジル配合の女性用発毛剤は第1類医薬品として販売されています。
一方、女性ホルモン成分などを配合する薬用育毛剤は医薬部外品として販売されるものがあります。
どちらも頭皮へ使用する薄毛対策商品ですが、商品区分が異なります。
「薄毛用の塗る商品」という共通点だけで、副作用や使用条件を一緒に考えない方がよいでしょう。
発毛剤と育毛剤の違いについては、当サイトの「塗る女性ホルモンは薄毛対策になる?育毛剤の成分と発毛剤との違い」で詳しく整理しています。
副作用が不安な人は、購入前から次の順序で確認すると判断しやすくなります。
最初に商品区分と有効成分を確認します。
次に商品の使用上の注意を読み、自分に該当する条件がないか確認してください。
使用開始後は「抜け毛が減ったか」だけに注目するのではなく、頭皮に赤みやかゆみが出ていないかも見ます。
異常がなければ商品に記載された方法で使用を続け、異常があれば使用を止める、というシンプルな流れです。
育毛剤は量を増やせば早く結果が出るものではありません。
指定量を超えて大量に塗る、強くこすり込む、頭皮が荒れているのに使い続けるといった自己流は避けましょう。
女性ホルモン入り育毛剤を検討している場合、「ホルモン」という言葉だけで候補から外す必要はありません。
反対に「医薬部外品だから自分にも必ず合う」と考えるべきでもありません。
確認する軸は、
です。
この順番で見れば、「女性ホルモン入りだから怖い」という漠然とした不安を、具体的な確認事項へ置き換えられます。
オーリム スカルプセラムβは、エチニルエストラジオールを含む複数の有効成分を配合した医薬部外品です。
そのため、「女性ホルモン成分を配合した育毛剤を選びたい」という人の候補になります。
ただし、成分が自分の希望に合うことと、自分の頭皮に合うことは別問題です。
皮膚が敏感な人、過去に頭皮用商品で刺激を感じたことがある人、現在治療中で使用判断に迷う人は、成分と使用上の注意まで確認してから購入してください。
公式LPでは配合成分や商品の特徴を確認できます。
女性ホルモン入り育毛剤は、内服するホルモン剤やホルモン補充療法と同じものではありません。
一方で、外用の医薬部外品だからすべての人に刺激が起きないわけでもありません。
使用前には有効成分と使用上の注意を確認し、頭皮に傷や強い炎症がある場合や、妊娠・授乳、治療中など使用判断に迷う事情がある場合は医師や薬剤師へ相談してください。
使用後に赤み、かゆみ、腫れなどの異常が出たら、無理に継続しないことも大切です。
漠然と副作用を怖がるより、「自分に確認が必要な条件があるか」を一つずつ確認してから選びましょう。